どうして日本人はいつも笑っているのか?それは「笑顔」こそが日本のマナーだから
笑顔は最強のビジネス武器!
日本式のビジネスマナーというと、何やら難しいものと考えてしまい、構えてしまいがちですが、日本に限らず、実はビジネスマナーにおいて大切なのは表情です。
どんなにセオリーとおりにしたとしても、大仏顔(だいぶつがお)や仏頂面(ぶっちょうづら)では、全てが台無しです。
私たちが仕事でコミュニュケーションをとるとき、笑顔は最強の武器になります。
好印象を与えられる笑顔が作れるように、筆者も鏡の前で練習しました。
この記事では、印象のよい表情の作り方を学んでいきます。
あの人いつもニコニコしてていいね!と言ってもらえるような周りを明るくするビジネスパーソンを目指しましょう。
印象の良い笑顔で挨拶する方法
まず、笑顔を作る
「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」「失礼します」「いつもお世話になっております」このような挨拶を言葉に出す前、まず口角を上げてにっこりとした表情を作ります。
実際には声に出さずに『イ―――』と口を横に伸ばす音を出すイメージで、唇を横に開き口角を上げると素敵な笑顔ができあがります。少しだけ上の歯が見えるくらいでOKです。
そのまま、口を母音の『イ』の形のまま、「おはようございます」の『お』発音のときに少し『え』に近い口の形を心がけて「おはようございます」の挨拶を言いきります。
『お』や『こ』の口だけですと、口が縦に開くので、硬い印象の表情や声になりがちです。
目をパッチリ合わせると、さらに好感度がアップする
挨拶をする、相手と話をするときに目を見るのは基本です。目をパッチリと合わせてみましょう。目を見るのが苦手な人は、鼻のあたりを見る練習からしてみてくださいね。
ニコニコとニヤニヤは違います
日本は、ニコニコやニヤニヤなど世界でも類を見ないオノマトペ(自然の音や動物の声、動きなどを音(おん)で表した語)豊かな言語を使っています。ニコニコやニヤニヤも表情を示している語です。
ビジネスの世界でニコニコは印象良く、ニヤニヤは「何ニヤニヤしてるんだ!」と印象が良くありません。
ニコニコは笑顔のオノマトペで、ニヤニヤは良くないことを心の中で考えたりしているときに出てしまう怪しげな笑みです。
*オノマトペを学びたい場合は、日本語オノマトペや日本語・擬音語・擬態語辞典を見るとその違いについて説明されていますので、活用すると良いでしょう。
怒られているとき、謝罪をするときの表情
あの人いつもニコニコしてていいね!と思われているビジネスパーソン。怒られているとき、謝罪をするときは笑顔ではなく、心から謝罪の気持ちがあれば、神妙な表情になるのが普通です。
いつもニコニコしているからこそ、神妙な表情で反省していることが相手に伝わります。
まとめ
ビジネスで大切な最強の武器「笑顔」は作れましたか?
「笑顔」でいたいのに、なぜか引きつったような顔、無表情と言われる。
誰しも、1日のうちで笑う時間はそう多くはありません。意識して『イ―――』の口で口角を上げるように、日頃から意識して心がけると表情も変わってきます。
兎にも角にも、相手あってのビジネスの場では「笑顔」があるだけでも大きく変わります。少なからず練習してみても損はないので頑張ってみてくださいね。
日本での基本的なビジネスマナー(ビジネス電話のかけ方・受け方、ビジネスメールの出し方・返信の例文・文例、名刺交換の仕方、会議での席順等)職場や取引先とのお付き合いに、すぐに役立つ日本のビジネスマナーの基礎知識を解説しています。